介護福祉士とは

介護福祉士は社会福祉法及び介護福祉法に基づき、1987年に資格制度が制定された、介護・福祉分野の国家資格です。
専門的知識と技術を持って、日常生活を営むのに支障がある人に対して、医療機関や介護福祉施設、介護が必要な人の自宅で介護支援サービスを行います。また、幅広い知識で介護職員への指導や、利用者とその家族への生活相談を行い、心身の状況に応じた介護を行います。高齢化を迎えている日本では国民の福祉サービスを向上させるスペシャリストとして、知識と経験を証明する確かな資格といえます。

介護福祉士になるためには・・・

介護福祉士資格は試験に合格すれば誰でも取得出来る訳ではなく、一定の条件を満たしていなければ資格を取得することはできません。介護福祉士は国家資格であり、介護福祉士になるには資格を得て登録を行う必要があります。
2016年度より、どのルートで目指したとしても、必ず国家試験を受験して合格することが必須になりました。
また、実務経験を活かして介護福祉を受験するには、3年以上の介護現場での実務経験に加え、実務者研修の受講が義務付けられることになりました。

介護福祉士の国家資格取得ルート

@介護福祉士実務経験ルート・・・介護施設(事業)での介護業務に従事経験がある場合

実務経験ルートとは、介護業務の実務経験を積んだ上で介護福祉国家試験を受験し、介護福祉士の資格取得を目指す方法のことを指します。
これまでの受験資格である「対象となる施設(事業)及び職種での従業期間3年(1,095日)以上、かつ従事日時540日以上」に加えて、2016年度(2017年1月)の試験からは「介護職員実務者研修」の受講も義務付けられています。

A福祉系高校ルート・・・福祉系高校を卒業して取得する場合

福祉系高校ルートとは、福祉系高校、又は福祉系特例高等学校を卒業し、国家試験を受けることで介護福祉士の資格取得を目指すルートです。

・福祉系高校ルートでの受験資格

福祉系高校を平成21年度以降の入学者は、卒業後に筆記試験で合格すれば介護福祉士の資格取得が可能です。一方、平成20年度以前の入学者は、卒業後に筆記試験、実技試験で合格すれば資格取得が可能です。
※平成20年度以前の入学者で「介護技術講習」を受講されている方は、介護福祉士の実技試験が免除となります。

・福祉系特例高等学校ルートでの受験資格

福祉系特例高等学校を平成21年度以降に入学された方は、卒業後に実務経験を9か月以上経過した上で筆記試験、実技試験に合格すれば介護福祉士の資格取得が可能です。

B養成施設ルート・・・介護福祉士養成施設を卒業して取得する場合

養成施設ルートとは、高卒以上の方が、2年制以上の養成施設に通学し、卒業することで介護福祉士を取得できる資格取得ルートです。
これまでは、実務経験ルート、福祉系高校ルートと違い、介護福祉士養成施設を卒業すれば介護福祉士資格を取得することができましたが、介護福祉士国家試験義務化の方針が出され、2022年度以降については介護福祉士養成施設を卒業した方についても、国家試験に合格しなければ介護福祉士資格を取得できないようになります。